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【Vo.8】ウォルト・ディズニー【創造×夢】

昨今のテレビ番組やネットニュースでは暗い時事ネタが多く、気が滅入るような時期。今回は、誰もが知る”夢の国ディズニーランド”の創始者であるウォルト・ディズニー氏の励みになるような言葉を原文と和訳と共に紹介していく。

ウォルト・ディズニーの生涯と功績

ミズーリ州の田舎で少年期を過ごしたディズニーは、兄の助けを借りてデザイン会社へ就職。アニメーターとしての資質を開花させると同時に、将来の娯楽アニメーションの可能性を確信した。21歳でハリウッドに進出。幾多の困難に見舞われたが、ネズミをキャラクターにした世界初のアニメ音声映画「蒸気船ウィリー」が大ヒット。いきなり映画界の寵児となった。
「ミッキーマウス」シリーズを次々と制作するとともに、「白雪姫」「ダンボ」などの長編アニメも発表。キャラクター事業も大成功し、ディズニーはカリフォルニアに家族向け遊園地「ディズニーランド」を建設し、万国万人向けのコンテンツとなっている 。

【ウォルト・ディズニー氏の言葉10選】

If you can dream it, you can do it.
-夢見ることができれば、それは実現できる。-

恐らく最も有名なウォルトディズニー氏の言葉であり、シンプルかつ力強い言葉だ。

Disneyland will never be completed. It will continue to grow as long as there is imagination left in the world.
-ディズニーランドが完成することはない。想像力が世の中にある限り進化し続けるだろう。-

こちらも比較的有名な言葉の1つ。氏の言葉通り、世界中のディズニーは発展途上であり、多くの人々に夢と希望を与え続けている。

It’s kind of fun to do the impossible.
-不可能なことに取り組むのは、楽しいものだ。-(Derek Walker著Animated Architectureより)

音声入りのアニメーションを世に送り出し、アニメ映画界の寵児となった氏は唯ひたすらに楽しむことに没頭した結果、才能を開花させられたのだろう。各界の天才と呼ばれる人間はみな、努力というよりも”楽しむ”ことに重点を置いていた。それが成功する一つの要因といえるのだろう。

I can never stand still. I must explore and experiment. I am never satisfied with my work. I resent the limitations of my own imagination.
-私はじっとしている事が出来ない。探検し、実験していないとダメなのだ。私は自分の仕事に満足したことがない。私は自分の想像力の限界に憤慨する。 –

往々にして天才と呼ばれる人物は知的欲求や好奇心がとても強い。常にあらやることにアンテナを張り巡らせ、自身の好奇心の実現に大きく影響を与えている。

All our dreams can come true, if we have the courage to pursue them. I only hope that we don’t lose sight of one thing – that it was all started by a mouse.
-夢を求め続ける勇気があれば、どんな夢も必ず実現できる。いつだって忘れないでほしい。すべて一匹のねずみから始まったということを。-

冒頭の名言と重複するが、これも捨てがたい言葉だ。アメリカで生まれた1つの小さなキーアイコンが世界中で認知されるようになるとは、その時代に誰も想像していなかっただろう。

The way to get started is to quit talking and begin doing.
-何かを始めるには、話すのをやめて行動し始めることです。-

無言実行、巧遅拙速などの四字熟語と同様、まずは動くことの大切さを氏も説いている。生産性の無い愚痴よりも行動が何よりも大切なのはいつの時代も変わらないだろう。

Leadership means that a group, large or small, is willing to entrust authority to a person who has shown judgment, wisdom, personal appeal, and proven competence.
-リーダーシップとは、大小を問わずグループが、判断力、知恵、個人的な魅力の力量を証明した人物に権限を委ねることを厭わないことを意味する。-( パットウィリアムズ著How to Be Like Walt: Capturing the Disney Magic Every Day of Your Lifeより)

氏は夢の実現以外にもリーダーシップについて言及している。実力主義というようなドライな意味ではなく、単純に”何を成し遂げられたか”が人の心をいつまでも惹きつける最大のキーとなると言っているのだ。

The more you like yourself, the less you are like anyone else, which makes you unique.

-あなたが自分自身を好きになればなるほど、あなたは他の誰にも似ていなくなり、それがあなたを特別なものにするのです。-

日本人はよく自己肯定感が低いと言われている。遡れば農耕民族としての時代から受け継がれているDNAと言っても過言ではない。まずは、自身を好きになること。”他者に愛されたくば、まずは自らを愛せ”といわれるように、自己を肯定することが、活力の泉となってくるのだろう。

First, think. Second, believe. Third, dream. And finally, dare.
-まず最初に考える。第二に信じる。第三に夢見る。そして最後に思い切りやる。-

現代において、熟考し行動しチェックし改善するPDCAがよく謳われているが、少し退屈なものに感じる。そこには理屈ではない魅力や情熱というソフトな部分が切り取られてしまっているからであろう。氏は、物事を進める上で必ず自身でその成功を信じ込み、夢を描くことの必要性を説いている。いわゆる”引き寄せの法則”に近いものだろう。

最後に、筆者が最も好きなものを1つ載せる。

The special secret of making dreams come true can be summarized in four C’s. They are Curiosity, Confidence, Courage, and Constancy.
-夢をかなえる秘訣は、4つの「C」にまとめられる。それは、「好奇心」「自信」「勇気」そして「継続」である。- (Kevin A. Martin著Perceive This!より )

もっとも氏らしい4つのキーワードだと感じる。死後、今もなお世界中に夢を希望を与え続ける志の根幹は良い意味でとても”子供”らしく、それでいて力強い言葉達だ。その云わば童心に返る重要性は、今では多くの大企業が唱えている”遊び”の部分にも共通してくるだろう。

【まとめ】

今回はウォルト・ディズニー氏の言葉を10選出した。どれも、心が荒みそうな現代に於いて、一種の希望にも置き換えられそうな言葉達だ。氏の言葉を多くまとめた本を幾つか載せて結びとする。特に1冊目の”創造の狂気”は氏の伝記として非常に面白い内容になっているので強くお勧めしたい。3冊目はディズニーのデザインアートを通して見るウォルト・ディズニー氏とディズニーランドの歴史書であり、こちらも視覚的に楽しい内容となっている。